はい、XPが欲しい人はここから買った買った~
超党派の国会議員らで結成された「OSの安楽死を認める議員連合」は1日、「コンピューター基本ソフトウェアの延命治療拒否を認める法案」(OS安楽死法)を議員立法で今国会に提出する方針を明らかにした。衆議院では賛成多数で可決される見込みが大勢で、今会期中にも成立しそうだ。
コンピューター基本ソフトウェア=OSの延命治療については、「今年新卒入社した会社のデスクトップPCがぜんぶWindows XPだった」「そんなに延命されているわけがないと思って親族・家族に確認したら120パーセントがXPだった。100パーセントを超えているのは複数台持っていたため」など、近年問題がクローズアップされている。中でもWindows XPについては本人が「もう限界…4GB以上とかメモリ扱えないし…」「年齢もあるのに“案外不安定だよね”とか尊厳を踏みにじられる経験が多い」と延命を拒否する方針を表明している。
OS安楽死法は、こうしたOSがあらかじめメモリ中に「DEAD BEEF」と書いておけば、延命拒否の根拠として認められるというもの。その後、該当OSには一切サポートがおこなわれず自然死を待つことになる。XPのようなロートルOSには福音とも言える法案だ。
いっぽうで懸念点もある。「このあいだ会社の腐海を片づけていたらMS-DOSで懸命に動作中のlpdを見つけたんですよ。今さら誰もメンテできないから、安楽死したいとか言われたら死ぬほど困るんですがねえ」とは、某大手IT企業の社内SEの証言だ。あえて寝た子を起こさない運用も求められるのが、OS安楽死法のありかたかもしれない。